移動型シェアハウスに住んで一ヶ月が経つ

今は都心近くのシェアハウスに住んでいる。
理由は友人から借りていた家がもうじき売られるのでそろそろ出る必要があること、オフィスへのアクセスが近い場所に移動したかったこと、現在の仕事が終わる2月半ばから東南アジアに数ヶ月間行く予定なのでワンルームを確保するには半端であること、そしてこれからより一般化するのは確実であろうシェアリビングという形態を身をもって体験したかったことだ。現状では従来のタイプの不動産を複数人で暮らせるように家具等の設備を配置して貸し出すのがシェアハウス業の常道だが、これから先、家族でない人々のシェアリビングを前提とした意匠設計が広く普及するだろう。

もう10年近く一人暮らしをしていたので、ああそういえば実家に住んでいたときも形は違えどこうして共同生活をしていたんだなとそれが特別なことでないことを思い出した。実際住み始めても大きな違和感はなく、数日で慣れた。

私が利用しているのは都心で最大手のシェアハウス事業者が運営する物件のひとつで、山手線沿線を中心に全部で十以上の物件があるらしい。聞いた話では来年更に倍増するとのことだから成長産業であることが伺える。一年以上の利用ブランクがなければ、いつでも無料で物件や部屋を移動できるのが特徴で、仕事をする場所が仕事によって変動するようなワーカーには適している。業者所有の物件のうち3件を内覧し、その中で最も綺麗な物件を選んだ。オープンしたばかりで、私は入居者の募集が開始されて以来6人目の入居者となった。とにかく仕事に支障が出るような面倒なことは避けたかったので、ゼロから人間関係やルールを構築できる方が何かとコントロールしやすいという算段もあった。個室を含めてフルで入居して13人が収容できる。

快適なシェアハウス生活を送るために、今回の経験から感じたシェアハウス選びのポイントをひとつ挙げてみよう。それは生活のルールが運営会社によってどれだけ適切な細やかさで決められ、それが実際に遵守されているかである。運営会社によってというところが肝だ。なぜなら共同生活では自分の常識と他人の常識が異なる場面に出くわす度に妥協点を探らなければならず、その時運営会社によって予め明文化されたルールがあれば住人間での摩擦は起こりにくいし、たとえ納得のいかないルールであっても何かしらの感情の矛先は管理者に向くので、住人同士でのわだかまりもそれだけ減る。見える者への不満より遥かにストレスレスだ。多くの人にとって第一に守るべきは清潔さや安眠などの平穏が確保されることだろうから、特にそういった類のルールが適切に整備されているかを事前に確認しておくのがいい。この点について、幸い私が利用しているシェアハウスは課題はあるものの合格点と言って良さそうだ。

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